パソコンを操作していると思わぬ情報に遭遇することがあります。これもその一つです。
http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=USA&courseno=R365&photono=51この記録は、昭和22年ころの神社上空からの航空写真。
圧倒的な木々に覆われた丘陵地。そして人力で切り開いたことを示す、耕地整理前の田畑が、谷間深くまで刻まれています。人跡もまばらで、電気も通じず灯油ランプで灯りをとっていた子どもの頃当たり前だった風景や生活を思い出し、目頭が熱くなります。
http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=TO982X&courseno=C10&photono=9次に、平成になって撮られた写真を見ると、この五十余年の間の大きな変遷に感慨一入です。宅地や市街地・各種人工の施設が展開し、丘陵地は大きく後退しています。また、減反により、谷間の田畑もかなり失われています。
自分も五十余年の歳月を経て、多くのものごとを得てきましたが、時間とともに自分の可能性は確実に減衰していきます。
何もなく、何も知らず、ただ可能性だけは無限にあったころがうらやましく思える自分がいる。そう、時間はリセット不可なのだと、そしてありふれた情報も記憶とむすびついたとき、それはかけがえがないものになるのだと
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