
数日前、社務所に中年~初老の男性が訪れ、御朱印を希望されたのて゛応じた。
その方が、添付画像の古い和紙の冊子を示し、「これはこちらですよね?」と問いかけてきた。
見ると、東奥仙台領 青麻宮とある。聞けば、先祖が文政年間に各地の社寺をお参りした記帳簿で、今は先祖の足跡をたどっているという。
表紙をみると、文政二年信州高井郡虫生村・・・とあり、めくると榴岡天神社や陸奥国分寺薬師堂の記帳もある。たしかに仙台周辺も旅された足跡のようだ。
一昨年、友人と長野県を旅して、信州の圧倒的な風土と、青麻信仰の痕跡を目の当たりにしてきた。地域を区切る山境の圧倒的な厳しさ。故に信州の人々は山の彼方の世界に強いあこがれを抱くのであろうか・・・
今年の秋には、信州伊那阿智村の青麻社の信仰者の方たちが当社へのお参りを予定されている。
長野県と仙台青麻神社とのつながりは、時間・世代を超えて今に未来に続いている。
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